
これは矯正歯科への質問の中で最も多く寄せられるものです。実際にどのような年齢の方が治療を受けているのでしょうか。
矯正治療はいつからでもが開始することができます。
例えば幼稚園の時代から治療を始めている患者さんもいれば、40歳あるいは50歳を超えてから治療を開始する患者さんもいます。矯正治療に年齢制限は基本的にありません。それぞれの年齢に応じた治療方法が選択されます。
しかしながら不正咬合の種類によって最も適した開始時期というものが存在します。一般的に言われていることですが、「受け口」という歯並びに関しては5歳頃に一度矯正歯科を受診しておくといいでしょう。「乱ぐい歯」という歯並びに関しては小学校の高学年までに受診しておくといいでしょう。もちろんこれ以降でも治療は可能です。逆に、成長が止まるまで待って開始しなければならない場合もあります。
一応このような目安がありますが、不正咬合の程度や歯の発育状況などによって適した開始時期が異なります。また矯正歯科を受診してもすぐに治療を始めずに適切な時期が訪れるまで待つ場合もあります。まずは矯正歯科医にアドバイスを受けることが第一歩です。